単独釣行レポート

北海道遠征2015 釣行日誌(1)(9月1日〜9月10日)


2年ぶりの北海道遠征釣行に出かけました。昨年は病気と療養で遠征が叶いませんでしたが、今年また北海道を訪れることのできたことを感謝しています。今回は1ヶ月半程度の日程を予定していますが、体調はそれでも未だ万全では無いため、健康状態と相談しながらの遠征旅行になりそうです。また、体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。(下写真は、道南のニジマスの渓)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【9月1日(火)】

管釣りでは過去最大のニジマス76cm あまりの釣れっぷりにビックリルアー・フライ池は2つだけ

今回の遠征は8月31日夕方に自宅を出発し、道南→道央→十勝→道東→宗谷と左廻りにぐるりと道内を1周しながら、10月の中旬頃まで各地を釣り歩く予定です。初日は、ルアーフィッシングのお話では無いのが恐縮ですが、まずは9月1日昼過ぎには岩手県の「ユーランド清水川」という管理釣り場に寄り道しています。この管釣りは大物釣りで有名な釣り場ですが、噂通りに70p超のニジマス5尾を含む大物ばかりが40尾以上も釣れまくり、途中で腕が痛くなって終了という、とても贅沢な釣りを堪能させて頂きました。釣り方は、白いKマラブーを5〜10m沖に落し込み、サイトフィッシングで大物だけを選んで釣る方法でした。

【9月3日(木)】

こんなヒレピンが大暴れしてくれるKマラブーを咥えた50p程池は7つも有り、天然の湖の雰囲気

翌日は早朝に青函フェリーで函館入りし、ルスツ方面へと大移動しています。そして翌3日は、今度は道南の「ビッグファイト松本」と言う管理釣り場を訪れています。釣行記の鼻から管釣りの話題ばかりと思われるかも知れませんが、今回予定している管釣りはこの2軒だけですのでご安心下さい。こちらの管釣りも大物では有名ですが、なによりも大自然の湖を思わせるロケーションの中で、天然魚と何も変わらないヒレピンでパワフルな魚たちと遊べるのが魅力です。最初はそのパワーに圧倒され、3尾たて続けにラインを切られ(1.2号GrandMaxをです)、唖然とさせられてしまいました。ここも途中で腕が痛くなり終了でした。

【使用タックル】
3000円の#5/6フライロッド、1850円のWF-6Fライン、FishMasterS105R、TiemcoST12F2X、
GrandMax1.2/1.75号、Kマラブー管付チヌ1号、ウーリバガー茶#10、ペレット茶管付チヌ1号、他

【9月4日(金)】

発電所放水口はこの川で一番有名なポイント(のハズ)某支流との合流点

この日からはいよいよ自然河川での釣りを開始しました。まず最初に予定していた釣り場は、道南のニジマスでとても有名な河川でした。ただ、2日前の豪雨に加え、この日も夜半から昼前にかけて結構な雨が降ってしまい、川はどこもかなり濁っていました。そのため、釣りを開始したのはもうお昼近くとなってしまいました。最初は河口から60qほどの地点から始め、最後の3か所目には、この河川内でも最も有名な発電所の放水口を攻めましたが、なぜか全く魚の反応はありませんでした。地元の人に聞いた所、この放水口のポイントは「魚がウジャウジャいるはず」とのことでしたが、はて、一体どうなってるんでしょうねぇ。

その支流に入ってみたこの日唯一釣れたブラウン37pブラウン37pと私

ご存じの様に、天然のニジマスにはとても気難しい所が有り、急激な水温の変化などで、川全体が突然全く魚がいないかの様になってしまうことが有ります。2日前の大雨はほぼ1ヶ月ぶりの豪雨だったらしく、水温が急激に下がってしまったのが原因だったのかも知れません。ちなみに一か所だけ支流に入ってポイントを2か所ほど釣ってみましたが、ブラウントラウトが1尾だけ釣れました。ブラウンは虹鱒ほどには気難しくは無い様ですね。ちなみに、この川には3年前にも訪れていますが、その時は水温が高過ぎて釣りにはなりませんでした。私はどうもこの河川とは相性が悪い様です。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号
D-Contact63S/鮎/TS/Chart、Ryuki60/70S/鮎/ヤマメ、他

【9月5日(土)】

河口から70qほどのポイント真新しい釣り人の足跡が一杯26〜27pの型揃いのヤマメが4尾

この日も前日と同じ道南の大河川でニジマスを狙いました。前日は河口から20〜60qの範囲で有名なポイントを中心に釣りましたが、この日は更に上流部の2か所を釣りました。ただ、寝坊してしまい、河口から70q地点では11時〜13時ころ、最源流部では15〜17時と、合計で4時間ほどだけの釣りでした。さすがに土曜とあってか、河原には真新しい釣り人の足跡が沢山見られ、早朝から相当に攻められ続けている様でした。そのためか、ここぞと言うポイントからはまるで魚が出て来てくれません。しかし、竿抜けしていそうな瀬のど真ん中の岩の脇などを狙うと、なぜか26〜27pの型揃いのヤマメが4尾、釣れてはくれました。

27pほどのパワフルなヤマメ河口から80qほど、最源流部源流部では小さなイワナも

夕方は更に源流部へと向かい、もう道路が無くなってしまう直前の本流を釣りました。ただ、釣れたのはここでも小さなヤマメ1尾と小さなイワナ1尾だけで、やはりニジマスは釣れてくれませんでした。いくら朝から攻められ続けているとは言え、ヤマメやイワナが釣れるのであればニジマスも釣れる筈なんですが、はて?、サッパリ理由が判りません。この河川にはニジマスを釣りたくてやって来た訳ですが、最後まで外道ばかりでガッカリでした。それも、非常に少ない魚影を探しながらの釣りであって、小さなヤマメやイワナを釣るのであれば、山形の渓流の方が断然良く釣れますね。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号
iFish5Sヤマメ、Ryuki60/70S/鮎/ヤマメ、他

【9月7日(月)】

千歳市郊外のブラウンのダム湖ウグイの稚魚だらけだったここももう来ることはないかも・・

6日は日曜で人が多いため、休養日とし、千歳市内で洗濯・買い物・昼寝などで過ごしました。7日は朝8時から、過去にも何度か訪れたことのあるダム湖のポイントへと入渓しました。ただ、この日は13時過ぎまで、5時間以上も釣り続けたにも関わらず、結局、何も釣れませんでした。このダム湖で釣果の全く無かったのは今回が初めてですが、実を言うとその予感はしていた。初めて訪れた4年前は48cmまでのブラウンが何尾か釣れていたが、翌年は37cm止まり、その次の年は35cm止まりで、しかも尾数は回を追うごとに激減していたのです。代わりにウグイがどんどん増えていました。もう一人ルアーマンが入渓していたのですが、彼もオデコだったとのこと。もう来年から、ここへは来ないかも。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号
Sukari50SS/60Deep、iFish5Sヤマメ、Ryuki60/70S/鮎/ヤマメ、他

【9月8日(火)】

釣り人は意外と多いアメマスは36p以下3尾正体不明の魚、無班ニジマスか?

この日は日高地方でブラウントラウトを狙いました。朝7時から釣り始め、珍しく夕方17時半まで、ほぼ休みなく釣りをしたのは久しぶり。体力的に心配が有り、途中で倒れてしまうのではないかと思いましたが、意外と大丈夫でしたね。そんなにも釣ったのは良く釣れたからに他ならない訳ですが、ブラウンは9尾、アメマス3尾、ヤマメは尺物を入れて3尾、無班ニジマスらしき魚まで釣れまくってくれました。ただ、型は全体に小さく、尺ヤマメ以外はもの足りないサイズばかり。本命のブラウンも50pクラスを釣りたくて入渓している訳ですが、殆どが20〜25pのおチビちゃんばかりでした。

なんと尺ヤマメが出た!本命のブラウンは34pまで9尾ブラウンは小型化が著しい

実はこの渓は9年前のお盆休みにも訪れていますが、その時は最大35pまでのブラウン15尾が釣れ、サイズも尺前後が中心でした。他の渓やダム湖と同様に、やはりこの渓も小型化が進んでいる様です。ブラウンは食べてもマズイので持ち帰る人はほとんどいないのですが、それでも小型化が進んでいるのは、やはり釣り人が多いからでしょうか。この日も橋の前後には必ずルアーマンの姿が見え、相当な釣り人が入渓している様に思われました。この日の唯一の救いは、やはり尺ヤマメでしょうか。北海道では大型のヤマメはほとんど釣れません。サクラマスになってしまうんですね。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号
Ryuki60/70S/鮎/赤腹ヤマメ、Sukari50SS鮎、他

【9月9日(水)】

昨夕の少し上流部へ入渓最大でも25pのブラウンばかりブラウン25p

北海道入りして8日目ですが、最近は夜9時には寝て早起きする習慣が付いてしまい、この日も5時には目が覚めてしまいました。仕方なく、昨日釣った渓に朝の3時間ほどだけ入り、またまたブラウンを釣る事にしました。しかし、11尾ほども釣れた割には、昨日とは違って最大でも25cmまでのおチビちゃんばかり。町内の釣具店で聞いたところ、やはりブラウンの小型化は確実に進んでいるそうで、特に今の時期は大物はほとんど釣れていないらしい。ただ、5〜6月頃には70p程度までの超大物が十数尾は釣れているとのことでした。昼頃からは強風の吹き荒れる襟裳岬を経由して、十勝の某所へと大きく移動しました。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号
Ryuki50/60S/鮎/赤腹ヤマメ、Sukari50SS鮎、他

【9月10日(木)】

C&Rで有名な河川へ入渓雨の中、なんとか33cmをヒット平日にも関わらず釣り人が多い

天気予報が大ハズレで、朝から鬱陶しい雨が降り続きました。この日は十勝のC&Rで有名な渓に入ってみましたが、断続的に降り続く雨で、わずか2時間ほどで退散させられてしまいました。それでも3尾だけニジマスが釣れましたが、写真の32cm以外は20cm程のここでもおチビちゃんが幅を利かせている様です。ただ、この32cm、素晴らしく魚体が綺麗で、しかも、ジャンプとテールウォークを見せてくれ、なんとなく満足して竿を納める事ができました。平日にも関わらず、しかもこの雨の中にも関わらず、意外にも釣り人が多く、5人ほどのフライマン・ルアーマンを見かけました。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号
Ryuki50/60S/鮎/赤腹ヤマメ、他