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勝手気ままに書いてます  釣りの コラム


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ジャズとキャンプアウトドア 2014/10/30

 私はジャズが好きです。「ジャズなんて判んねぇよ」と仰る向きも多いかとは思いますが、まぁそう言わずに少しだけお付き合い下さい。実は不思議と「ジャズは大嫌い」と言う人は少ない様です。なぜなら、たとえジャズに興味の無い人でも、喫茶店、街の中、TVのCM等で、知らない間に様々なジャズの音色を聴いておられるからではないかと思います。ジャズなんて難しい事を考えて聴くものではありません。聴いていて気分が良ければ、楽しければ、それで良いのです。ジャズは自由な音楽なのです。

 私は車の近くでキャンプする時、周囲のキャンパー達に迷惑にならない場合に限りますが、ドアを開けて車のスピーカーからジャズを流しながら、くつろぐ事にしています。大抵は会話の邪魔にならない程度の音量で聴いていることが多いものです。例えば、山形渓遊会のメンバーには特にジャズ好きな人はいませんが、キャンプでジャズを流していても特に文句を言う人はいません。かと言って、もっと聴きたいと言う声も聴いたことはありません。恐らく、喫茶店のBGMのジャズと同じ感覚なんでしょう。

 ただ、かと言って、私自身はそれをいつもBGM感覚で聴いている訳でもありません。会話している時などは別として、私が一人でジャズを聴く時はいつも真剣です。専門用語で申し訳ありませんが、どんなアドリブをやっているか、今どこを演奏しているか、ドラムスはどうか、ピアノはどうかとか、色んな事を考えながら聴いています。でも別に、皆さんにもそうして欲しいとは思っていません。その人なりで良いのです。その人もそのうちジャズに興味が湧いてくると、また聴き方が変わってくるものです。


 いろんな場所で音楽を流しますが、特にブナの森に囲まれた場所でジャズを流すと、とても気分が良いものです。周囲のブナの太い幹に音が反射して、まるで良質なコンサートホールの中にいる様な錯覚を覚えます。1本何十万円もする高級なスピーカーで聴くよりも、ブナの森で聴くジャズの方が、遥かに気分が良いのは、野外で食事をすると、普段は何でも無い様なものでも、とてもおいしく感じられるのと同じなのかも知れません。森は人に様々な癒しを与えてくれます。音の世界でもそれは同じ様です。

 一口にジャズと言っても、様々な種類があります。最近流行のスムーズジャズ、懐かしいビバップ、気軽なボサノバ、陽気なラテンジャズ・・・などなどです。また、楽器による特色もいろいろとあります。ピアノトリオ、サックスカルテット、ボーカル、ビッグバンドなど、幅の広さは他の音楽には無いものがあります。そんな中でも、私が森で良く聴くジャズはピアノトリオ(ピアノ・ベース・ドラムスの3人編成)が圧倒的に多いです。ピアノの音色は実に森と良く合う様な気がします。

 日本で人気のピアノトリオと言えば、キースジャレットやチックコリアのアコースティックバンドと相場が決まっていますが、日本人好みのピアノは概して森の中で聴くのにも適している様でお勧めです。ただ、どちらも気軽な演奏ばかりではありませんで、結構ハードな演奏も沢山あります。森で聴くジャズは気軽なジャズに限ります。スタンダードナンバーのイージーな演奏が、キャンプ場には合う様です。ジャズ用語で言えば、Easy but Cool and Groovy(気軽でさわやかでかっこ良い)と言ったところでしょうか。個人的にはErrollGarnerとかKennyBarronなんてのが森で聴くにはお気に入りだったりします。


 もしそのキャンプ地でインターネットが使える様であれば、インターネットラジオを利用する手もあります。このところのLTEやWi-Fiの普及には目を見張るものがあり、TVが受診できなくてもモバイルインターネットだけはしっかりとつながる様な場所が結構増えました。色んな無料のジャズ関連のラジオがありますので選び放題です。そんな中でも、私が最近良く利用しているのは「JazzRadio.com」で、「ピアノトリオ」のチャネルを良く聴いています。

 ブナの森に囲まれて、ちびりとウィスキーでも呑みながらジャズを聴いていると、涙がこぼれてきます。


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