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勝手気ままに書いてます  釣りの コラム


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北海道が好き釣り情報 2014/10/05

 北海道は釣り天国です。2005年秋に道東を訪れて以来、ほぼ毎年の様に秋には北海道に遠征釣行を行っています。このコラムを書いている14年9月・10月も、本当は北海道でアメマスやイトウを釣っているハズでしたが、今年は病気療養のためにやむなく遠征を断念しました。しかし、元気になったら、また必ず北海道を訪れたいと願っています。

 北海道の何がそこまで魅力的なのかと問われると、正直、沢山有り過ぎてすぐには返答できません。逆に、ネット上をちょっと調べれば、その理由が実に沢山見つかると思います。北海道は本州とは明らかに全てが異なります。気候・風土・景色・大地・空・山・川・植物・動物・魚・釣り・・・そして、そこに住む人たちも明らかに異なります。

 渓流釣り師としての私にとっては、本州では考えられない様な大型のアメマスやイトウ・ニジマスなどが釣れる事は、もちろんとても大きな魅力です。それ以外にも、オショロコマやブラウントラウト・ミヤベイワナなど、様々な魚種を釣る事ができますし、また、本州では基本的に釣りを禁止されている鮭類を海で釣る事ができるのも魅力でしょう。既にご存じかも知れませんが、その内容を列挙してみます。


・道東のアメマスで有名な河川群では、8月中旬から10月中旬まで、産卵のために海から遡上してきた
 80cm程度までの非常にパワフルなアメマスを釣る事ができる。中には20ポンドテストラインを
 引きちぎって行くような大物も存在する。活性の高い日であれば、日に30尾以上釣れる日もある。
 (2017年3月追記:2015年以降、道東での大型のアメマスは釣れなくなっています。温暖化による釧路沖の
 暖水塊が原因と考えていますが、詳細は不明です。2016年釣行時、筆者は50p弱までしか釣れていません)

・宗谷地方・道東のイトウで有名な河川群では、10月初から年内一杯まで、120cm程度までの
 大型のイトウを釣る事ができる。湖沼や中流部では中型までを年間を通じて釣る事も可能。

・道内の多くの河川では自然繁殖したニジマスを釣る事ができる。中でも十勝平野はその環境が
 ニジマスの繁殖に適していて70cm程度までの大物も狙える。北海道の釣り人には最も人気がある。

・道南・日高地方を中心に、自然繁殖したブラウントラウトを釣る事ができる。道南の湖では
 80cm程度までの大物も狙える。市街地を流れる河川でも、50cm程度までは狙える。
 (2017年3月追記:イトウ・ニジマス・ブラウントラウトについても、ここ数年は小型化が進んでいます。
 温暖化による河川水温の上昇の影響と考えていますが、これについても詳細は不明です。)

・道東の寒冷な地方や高山では、オショロコマが釣れる。型は25cm程度までが殆どだが、
 その独特の釣り味を楽しめる。

・道内の特定の河川や湖では、自然繁殖したブルックトラウト(川鱒)・ミヤベイワナ(オショロコマの
 固有種・6月と10月のみ・許可制)を釣る事ができる。

・道内の一部の湖沼では、主に産卵期(10月)に岸からヒメマスを釣る事ができる。沖釣りであれば
 周年釣る事も可能。道東の湖では、大型化したヒメマス(ベニザケ・ソッカイ)が釣れることも有る。

・道内の許可された河口では、8月末ころからカラフトマス(ピンクサーモン)・シロザケ(チャム)を
 釣る事ができる。稀にマスノスケ(キングサーモン)が釣れることもある。

・他に、ごく普通のイワナやヤマメも釣る事ができる。漁港内などで60cm前後のサクラマスを
 釣る事もできる。釣りの可能なサケ・マス類の魚種は実に12種類に上る。

 ただ、上記の様な大物や希少種を釣りたいだけであれば、管理釣り場(管釣り)でも事は済みます。北海道への往復の旅費や滞在費を考えると、管釣りの方が圧倒的に安上りであり、確実に釣れます。しかも、大きな魚も狙えます。しかし、放流された魚では満足できない人も多いでしょう。北海道では、サケ類以外の大部分の魚が自然繁殖しています。しかも、非常に広々とした大自然の中で釣りができることこそが大きな魅力と考えています。


 加えて、北海道には釣り以外にも様々な楽しみが存在します。誰もがご存じと思いますが、北海道と言えばグルメ天国でもあり、どこへ行っても美味しい魚介類・くだもの・野菜・乳製品が楽しめますし、地ビールやワインなど、酒類も豊富に楽しめます。また、観光天国でもあり、温泉や風光明媚な観光地にも恵まれています。本州では見ることのできない、広々とした牧場や雄大な山々は、何気ない日々の行動の中でも、大きな楽しみに成り得ます。

 そんな北海道ですが、私自身が最も魅力的と感じるものと言えば、それは北海道に住む地元の人々です。古来より「環境が人を作る」と言われていますが、この環境と言われるものの中には、周囲の人とのつながりや仕事だけでは無く、自然環境も含まれると考えています。私は、雄大な景色や広大な土地が、心の広い人を育てると信じています。その典型が北海道の人達ではないかと感じています。

 北海道の人々は実に大らかで心が広く何事にも寛容です。釣り場でも町の中でも、様々な人との交流を積極的に試みてみる事をお勧めします。北海道の釣りの旅がもっともっと楽しくなること請け合いです。

 最後になりましたが、こんな魅力的な北海道にも非常に心配な点があります。それは、アメマスもイトウも、年々大型魚が釣れなくなってきている事です。特に道東のアメマスに関しては問題は深刻です。2005年に初めて道東を訪れた時には、河口から源流部まで、何百と有る淵という淵には、水面が黒く見えるほどのアメマスの大群が見られたものですが、年々その群れの数は減っており、昨年はついに大きな群れを確認することが出来なくなってしまいました。魚影は数年で数百分の一にまで激減しています。

 その原因は、釣り人による乱獲も考えられますが、やはり最大の原因は温暖化ではないかと考えています。従来、サケやサンマが中心であった道東の漁業ですが、数年前から釧路ではサケが激減し、代わりにマグロが水揚げされる様になっています。海水温の上昇に伴い、マグロやマンボウが北上して来ているのと同じ様に、サケもアメマスも、より北方の地域へと移動しつつあるのではないかと危惧しています。

 あと何年、北海道の釣りが楽しめるのか・・私が老いいるのと温暖化と、どちらが早いのでしょうか。


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